【開業者インタビュー】錦糸町/海鮮居酒屋「佐藤水産」

本日は錦糸町駅より徒歩3分、ご夫婦で海鮮居酒屋を営む佐藤さんにお話を聞いてみました。

飲食店を経営することは初めてでしたが、食品、特に海鮮系にずっと携わってきた佐藤さんが、独立開業に向けてどういった道を歩んできたのかをお伝えいたします。

皆様の参考になればと幸いでございます。

独立の最初の第一歩は何をしましたか?

家の近所の居酒屋のオーナーに相談しに行きました。

妻と2人で開業する予定だったのでその旨伝えたところ、
「2人でお店を持つ分には大丈夫だと思うよ!」と聞きました。

そこからネットで情報収集を行ったり、無料セミナーに参加したりして
とにかく情報を集めまくりました。

そこから開業するまで
どのくらい期間がかかりましたか?

2018年9月ぐらいから物件を探し始めて、申し込みも行っていましたが、
なかなか物件を借りることができなくてそのまま月日が流れていきました。

当時の職場で、ある店舗の責任者をやるかどうかを提案され、
「このまま責任者をやってしまうとキャリアアップはできるが、
自分のお店はもう持たなくなってしまう」

と思い、本格的に独立開業を目指し、物件を探し始めました。

ここだったら戦えるかなと思った物件、いくつか見ましたが、
そのうちの4件目、インスピレーションで「絶対ここだ!」と思い申込み、
2019年4月に契約が決まり、急ピッチで準備を始めました。

ですので、
初めの5か月はなんとなくで開業準備をしていて、
3か月で本腰入れて動きました。
残り2か月は契約をしてからお店の準備を行い、
トータルで2018年9月から2019年6月オープンまで10か月間かかりました。

オープンまでの間で1番苦労したのは何ですか?

お店自体が小さい箱なので、調理器具や食材の保管場所がないことが困った点。

造作譲渡で前の人の什器備品関係も買い取ったが、結局ほとんど使用せずに
自分で処分したため、その処分が結構苦労しました。

オープンした瞬間のその気持ちはどうでしたか?

初日からバタバタでいい意味で感傷に浸る暇がなかった。

ただ、もう突き進んでいくしかない!」と思って前向きに進んでいます。

現時点で想い描いたものと、実際との違いはありますか?

ランチをやっていて、もっと来るかと思っていたが、
思ったより来ないので集客が課題と感じている。

夜もこれからどうやってもっと集客できるか考えています。

ランチでコスパ最高の「温玉海鮮丼」

今後のビジョンはありますか?

今のお店で利益を出し、一番やりたかった街に店舗移転をすること。

この3年間でしっかりと成果を出していきたいとも思います。

これから開業する人へ向けてメッセージ

当たり前だと思いますが、やりたいと思っているその業種を、
どこかで通ってから来た方が絶対に良いと、強く思います。

調理と経営は別だと感じます、
ですので両方のスキルを勉強するべきだと思います。

物件はタイミングが重要だと思いますが、
準備期間はしっかりとっていた方がいいと感じました。

ただ一番重要なのは、
”実際にお店に立ってお客さんであふれかえっているイメージが沸くかどうか”だと思います。

店舗情報

魚河岸食堂 佐藤水産

〒130-0013 東京都墨田区錦糸4丁目12−8 第二ヤマイビル 102

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